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お笑い芸人 スギちゃん、沖縄の純淡水在来魚7種を発見!「ホントに奇跡」

お笑い芸人のスギちゃんが、ABC・テレビ朝日系スペシャル番組『めざせ!100%地球ギャラリーコレクターズ99』(6月4日放送 後6:57~8:54)の企画で、外来魚の脅威にさらされ危機的状況にある沖縄の純淡水在来魚7種をすべて発見するという“偉業”を成し遂げた。 モノやコト、生物にいたるまで、その道のコレクターたちが体を張ってコレクションのコンプリートに挑む番組。サポーターとして芸能人も同行、コレクターがコンプリートする奇跡の瞬間に立ち会う。MCはナインティナインが務める。 スギちゃんは、東京都の絶滅危惧種の選定員で日本古来の魚コレクター、山崎充哲(やまさき・みつあき)さんに同行。沖縄島にある100以上の河川を定期的に調査し、在来魚の生息状況をチェックしている琉球大学の立原一憲(たちはら・かつのり)准教授の協力のもと、5日間にわたる大調査を敢行した。 日本各地で目撃が相次ぐ外来種。先日、愛知県名古屋城の外堀で捕獲され、話題となったアリゲーターガーも鑑賞目的で輸入されたアメリカ原産の淡水魚で、肉食のため、うなぎなどの日本在来の魚を絶滅に追い込むのではないかと危惧されている。農作物に被害をもたらすアライグマや、花粉症の原因の一つ、ブタクサも外来種だ。 この外来種が日本に古来より生息する在来種に深刻な被害をもたらしている環境を憂いているのが、東京都の絶滅危惧種を選定する東京都レッドデータブック選定委員で、飼えなくなった外来魚を預かる『おさかなポスト』の創設者、さらに「タマゾン川」の命名者でもある山崎さん。海外から持ち込まれた外来魚の脅威にさらされている沖縄の在来魚の現状を目の当たりにし、「自分の目で在来魚の生存を確認し、その元気な姿と安心感をコレクションしたい」という思いから、沖縄の純淡水在来魚7種類すべての生存を確認するという壮大なプロジェクトに挑戦することになった。 立原准教授によれば、現在、(海から川に戻る魚を除き淡水で一生を過ごす)沖縄の純淡水在来魚は、メダカ、フナ、ドジョウ、タイワンキンギョ、タウナギ、アオバラヨシノボリ、キバラヨシノボリの7種類。中には「近い将来に野生の個体が確認できなくなる可能性が極めて高い在来魚」もいる。今回一行は、沖縄島の100以上の河川からここ数年調査に入っていない10の河川をピックアップ。上記7種類の生存を確認するため調査を開始した。 1日目は成果なしだったが、沖縄島中部にある山中の河川に帰り際に仕掛けたカゴ網が驚きの結果をもたらす。2日目早朝、仕掛けたカゴ網を見たスギちゃんが「いたいたいた~!」と叫び、山崎さんたちが確認すると、網の中にはタイワンキンギョが。長年在来魚の調査を続けている立原准教授も「こんなところにタイワンキンギョが生息しているとは知らなかった。これはスゴイ!!」と驚くほど。  その後も、投網やガサガサ漁法などを試みながら根気よく調査を続け、5つ目のポイントとなる沖縄島中部の湖では、日本産の2種類のメダカの一つであるミナミメダカを、そして7つ目のポイント、沖縄島北部の川ではキバラヨシノボリを確認。さらに北部の山中にある渓流では、日本ウナギと違い腹ビレと胸ビレがなく筒状の体型が特徴のタウナギを、さらに世界でも沖縄島北部にしか生息していないアオバラヨシノボリを確認するなどの快進撃を続ける。  4日目には、沖縄県立北部農林高校生物研究部の生徒たちの協力を得て、田んぼが少ない沖縄ではとても貴重なドジョウの生存を確認。続く北部の川で、川が短い沖縄では生息数が少ないフナの生存を確認。ついに沖縄の絶滅危惧種、純淡水在来魚7種類すべての生存確認をコンプリートした。  スタジオ収録にも参加した山崎さんは、今回のチャレンジを振り返り、「今まで沖縄で(こういう形での)日本の淡水魚調査をしたことはほとんどない。ほぼ初めての出来事にも関わらず、ほぼ完璧です」と総括。スギちゃんも「ホントに奇跡に近い。でもとにかくハードでした」。  そして「正直最初は無理だと思いましたが、スギちゃんが任せておけよ、俺がいるんだぜと言ってくれたから」と山崎さんが語ると、スギちゃんは「最初は7種類だから余裕だろうってなめてたんです。でもフタを開けたらとんでもなく過酷で…」と苦笑い。山崎さんは「(絶滅の危機にある沖縄の在来魚たちが)次世代に命をつないでいくことがとても大事」と訴えていた。

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