アウトドアが成長に影響!?子供を釣りに連れて行くべき5つの理由

釣り人のみなさんは、子供と一緒に釣りを楽しんでいますか?私たちはアウトドアから、数え切れない喜びをもらうことができますね。 子供も同じ。幼いころから自然と触れ合うことは、成長にいい影響を与えるのです。ここでは「アウトドアと子供」の関係についてお話します。 「刺身が泳いでいる」と信じている子供たち 「魚は刺身の姿で泳いでいる」「鶏肉は工場で造られている」。嘘のような話ですが、そんな誤った認識している子供たちが、増加しています。 これにはデジタル化の普及により、食べ物の成り立ちや、食への関心が薄まってきている背景があります。 言うまでもなく、子供達は遊ぶことが大好きです。自らの体を動かし遊ぶことによって、様々な気付きや、体験を得ることができます。 現代の子供たちも、遊びが好きであることには変わりませんが、「遊び方」が変化していきました。「公園に集まって、ゲームに熱中する」そんな光景も、以前に比べれば目立つようになったと感じませんか? アウトドア体験が少ない子供たち 「一人で、かつ、室内でできる遊び」が充実している近頃。人と触れ合おうとしなかったり、口数が少なかったり…そんな子供たちが増えています。 ある調査によると、「日の出・日の入りを見たことがない子ども」が4割、「昆虫を捕まえたことがない子ども」が3割を超えるなど、子供たちのアウトドア体験の不足を窺い知ることができます。 自然と向き合うということ テレビやゲームは、手軽に子供たちの退屈を満たしてくれるかもしれません。しかし、VR(ヴァーチャルリアリティ)や、グラフィック技術がどれだけ進化しても「リアルな体験」に勝ることはないでしょう。 命あるものを相手にすることにより、そこに潜む尊さを初めて実感することができるのです。 アウトドアは豊かな心を育む 美しいものを、美しいと感じる」豊かな感受性は、命あるもの、かたちあるものと関わることで初めて育まれます。幼いころに連れて行ってもらった景色、楽しかった体験はいつまでも記憶に残り、その時はわからなくとも、大人になった時、じんわりと心の中にこみ上げてきます。 子供を釣りに連れて行くべき5つの理由 釣りは「考える・実行する・振り返る・改善する」といった、大人になってからも、役に立つ要素がたくさん詰まっている遊びです。子供を釣りに連れていくべき5つの理由をまとめてみました。 1.命の尊さを学ぶことができる 私たちは生き物とふれあい、その命の尊さを感じることができます。「魚を釣って、食べる」そんな体験をしていると、食べ物に対する考え方に、いい影響をあたえてくれます。 リリースをする場合にも、優しく扱わなければ魚は弱ってしまい、最悪の場合、命を落としてしまいます。「生き物と触れ合うということは、どんなことか?」そんなリアルな体験をすることができるのです。 2.自然を大切にする考えが身に付く 水辺に立つと、無造作に捨てられたゴミが多いことに気付きます。(悲しいことに、それらが釣り人の残したゴミであることも多い)放置されたラインくずが、水辺に住む生物の、自由を奪ってしまうことがあるのです。 「ゴミはゴミ箱に」そんな当たり前の行動も、大人が良き見本となることで、環境に対する意識が芽生えるのではないでしょうか。 3.自然の美しさを体感できる 幼少のころにアウトドアで経験したことが、子供の感受性に大きく影響を及ぼします。ともに見た景色や風景は、いつまでも記憶の中に刻まれることでしょう。 登りゆく朝日を一緒に見ることができるのも、釣り人の特権ではないかと思います。 4.粘り強い心を育むことができる 釣りは生き物が相手の遊び。思い通りにならないことの方が圧倒的に多いのです。魚からのリアクションがなくても、工夫することで最後には報われることがあります。 釣りという楽しみを通し、粘り強く、そして辛抱強い人間へと成長してくれます。 5.一つの物事に対して、一緒に取り組むことができる 親子として、これほど喜ばしいことはありません。ともに同じ目標に向かうことで、協調性や思いやりの心を育むことができます。 釣り場に連れて行ってもらったこと、一緒に喜んだ記憶などは、大人になっても覚えているもの。親子で、素敵な思い出を共有しましょう。 子供と一緒に成長できるのが「釣り」 親としては「何としてでも、子供に釣らせてあげたい」そんな想いを抱くものです。人に教えることが何よりの勉強になる、と言われる通り、自分自身が成長することにも繋がります。 何事にも真剣に挑んでいる姿が、子供の記憶にしっかりと刻まれることでしょう。

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