琵琶湖河川事務所(大津市黒津4丁目)が2001年から始めた堆肥の無料配布が好評だ。野洲川、瀬田川の堤防などに生えた草を刈って発酵させている。焼却処分に伴う二酸化炭素の発生軽減にもつながっているという。  配布している場所は、同河川事務所近くのウオーターステーション琵琶駐車場(第1、3水曜の午前10時~午後4時)と野洲市市三宅の野洲川堤防(第2、4水曜の午前9時~正午)。いずれもバケツやスコップなどが必要。営利目的では利用できない。  ウオーターステーション琵琶は申し込み不要だが、同施設の事務所に声掛けが要る。野洲川堤防は同河川事務所野洲川出張所077(582)3279に配布日前週金曜までに申し込みが必要。  同事務所は「評判が良く、たくさん取りにこられている。在庫が春先にはなくなる年もあり、その場合は再配布の時期をあらためて公表する」としている。
 ◇琵琶湖を代表する野鳥のカイツブリが激減していることを受け、市民らが滋賀県内を大規模に調査したところ、春から夏の繁殖期に琵琶湖から離れた池などで営巣・子育てをする姿が多数確認された。研究者は、琵琶湖の環境が悪化し、カイツブリが繁殖しにくくなっている可能性を指摘している。【大原一城】  カイツブリは滋賀県の「県鳥」で琵琶湖のシンボルとも言える水鳥。「鳰(にお)」の別名があり、平安時代の文学作品などで琵琶湖は「鳰海(におのうみ)」と称された。1980年代には2000羽超がいたが、近年は500羽前後に減っているとされ、県が希少種に指定している。  今回の調査は県立琵琶湖博物館(同県草津市)と連携するフィールドレポーター(市民調査員)23人が実施。つがいで繁殖する4〜8月、琵琶湖や河川、池沼などを巡って目視で数え、286地点のうち145地点で計566羽を確認した。このうち約130羽は琵琶湖で確認されたが、その3倍以上の432羽が琵琶湖以外の内陸部だった。県南東部に多く、琵琶湖から南に20キロ以上離れた池沼などでも観察された。  県が毎冬に実施する調査では琵琶湖周辺での確認が多く、今回の調査は逆の結果になった。冬は群れを形成するなど生態が変わることに加え、調査の手法や着眼点の違いも影響した可能性がある。  水鳥に詳しい同博物館の亀田佳代子総括学芸員によると、琵琶湖でのカイツブリ減少の原因として、護岸整備や営巣地となるヨシ帯の減少、水質変化やヒナを襲う外来魚など外敵の増加が指摘されている。今回の調査でも大津市街地の湖岸では約10キロにわたって全く確認できなかった。亀田学芸員は「環境の良くない琵琶湖沿岸から移動している可能性がある。内陸部が重要な繁殖場所になっているようだ」と分析する。  今回の調査で、これまで通説だったヨシ帯付近だけでなく、ヤナギなど垂れた枝の下での子育てを好むことも判明した。調査の中心になった大津市の主婦、前田雅子さん(65)は「かわいらしいが賢い生き物なので、何とか環境に適応しているのでは」と話している。 …………………………  ◇カイツブリ  成鳥は全長25〜26センチ。体は茶褐色で、日本に生息する種類は黄色い虹彩が特徴。潜水が得意で小魚などを食べる。アフリカ大陸、ユーラシア大陸、アジアの中緯度以南に広く分布する。多くは留鳥だが北方の個体は移動する。国内でも全国に分布するが、琵琶湖は歴史的に知られた生息地。東京や滋賀など複数の都府県で「希少種」「保護生物」などに指定されている。
11月27日、滋賀県農政水産部水産課から【エリ近くでの釣り】に関して正式な内容が公開されました。 エリ(小型定置網)やヤナの設置されている区域には、漁業法に基づく第二種共同漁業権が設定されています。漁業権は、漁業を排他的に営む権利であり、漁業権を侵害した者は、処罰される場合があります(漁業法第143条)。漁業権区域内での、魚介類採捕行為は漁業権者(漁業協同組合)により禁止されています。魚釣りをする場合は、エリから離れてください。 まとめると・・・法的にエリ近くでの釣りは禁止、漁業権を侵害した者は20万円以下の罰金に処される場合があるという事です。 そして、エリは目に見える部分以外にも、それを支えるためのロープ・アンカーが水中に入っており、当然のことながらそれも含めてエリとなります。 目で見えるエリから具体的に何メートル離れるという決まりはなく、エリの大きさや設置されている水深、立地状況によりロープの長さや数、アンカーの位置などが異なるため、目で見える範囲よりも広く設定されています。 BRUSHさんのblogが分かりやすいです。 →→→ https://ameblo.jp/biwako-brush/entry-12332263305.html 今後は、”エリの近くで釣りはしない”という意識を持って、琵琶湖のバス釣りを楽しんだ方が良さそうです。
琵琶湖の外来魚駆除を目指し、釣り上げた総重量に応じて段位を認定する「外来魚釣り上げ名人事業」について、県は本年度から通年化とした。 昨年度、八カ月間実施して話題を呼び、釣り人が差し出す回収量が増えたため、期間延長により、県は事業のさらなる充実を図る考えだ。 名人事業は、釣り上げたブラックバスやブルーギルなどの重さを毎月県に自己申告してもらい、総重量に応じて初段から名人までの十階級に分けて認定証を授与する仕組み。 2016年度は昨年5~12月末の期間、個人、団体の2部門に計140人が参加し、外来魚計3.7トンを釣り上げた。合計300キロ以上の釣果で認定される名人は5人誕生し、最高記録は570キロだったという。 県によると、2016年度の事業目標に掲げた1トンを達成しただけでなく、琵琶湖岸にある外来魚専用の回収ボックスの回収量は一般の釣り人も含め18.6トンとなり、15年度の14.4トンから3割近く増加した。 本年度は通年化に合わせ、個人と団体の区分をなくした。名人の基準を460キロ以上に引き上げ、3年連続で名人になれば「殿堂入り」とする制度も設けた。初段の基準を30キロ以上から10キロ以上に下げ、初心者も参加しやすいようにした。 県琵琶湖政策課の担当者は「制度を見直し、たくさんの人に参加してもらい、駆除が増えるようにした。ぜひ名人を目指してほしい」と呼び掛けている。参加は無料だが、登録が必要とのこと・・・。 とにかく、税金の無駄使ににならないことを切に願います・・・。
バス釣りで大人気の『琵琶湖』はご当地文具も魚グッズが人気らしいです。 日本一の湖『琵琶湖』の美しさと奥深さがアイテムにも反映されてるらしいです。 旅や出張で訪れたら訪れたら、ぜひ買いたい、お土産にもぴったりの“ご当地文具”と出会ったことはないだろうか。ユニークで、発想が面白い文具を紹介しよう。◎琵琶湖の魅力を発信する“びわこ文具”琵琶湖がモチーフの『びわこ文具』が人気だ。もとはコクヨ工業滋賀が琵琶湖に群生するヨシの紙製品などを独自で開発・製造し、滋賀県内で販売していた。今ではコクヨの通販サイトで取り扱うなど全国区に。コクヨ『びわこクリップ』(5本378円)琵琶湖形のクリップで留める部分は魚とユニーク。ヨシ紙のカード5柄付き。コクヨ『とび太くん ヨシノート』(A6サイズ216円)滋賀県発祥の”飛び出し坊や”をデザイン。ミシン目カット付き...
「たい焼き」ではなく、「バス焼き」がとっても可愛くて斬新♪ 琵琶湖に通うバザーなら当然ご存じ、琵琶湖を愛する釣り具屋さん「7PALMS堅田店」。 そんなBASS PRO SHOPが、小さなトレーラーで販売する「バス焼き(1個150円)」。 お味の方は、定番のあんこに、クリームとチョコをラインナップ! 帰り道に寄れば、一日の釣行の疲れも、その可愛くもある表情と適度な甘さに、疲れも吹っ飛ぶと思います。 琵琶湖愛に溢れた「7PALMS堅田店」。 もちろん、商品の品揃えもバッチリです♪
「琵琶湖にはブラックバスのワールドレコード(世界最大の認定を受けた個体)がいると言われているんです。何とかそれを仕留めたくてね」 俳優・反町隆史さん(43)のバス釣りの腕前はプロ級だ。キャリアは30年以上を誇り、仕事がオフになると仲間とキャンプを張って「いつか世界最大の個体を釣り上げたい」という夢を持ちながら格闘する。小学生の時から興じてきた釣りの醍醐味は、視界で捉えることができない魚の動きを予想すること。入念に準備をして釣り場に向かう姿勢は、俳優・反町が演技の現場に臨む姿とも重なった。 岸からバス釣り専用のボートを走らせる。空を見上げると快晴。気温や風の強さも予想していたものと大きな差はない。申し分のない環境のもと、狙いを定めたポイントへと進む。ルアーを投げ入れ、ブラックバスが獲物と認識するように小刻みに動かす。 「グン!」とロッド(竿)が曲がる。ヒットした。素早くロッドを動かす。手応えからは相当な大きさだ。激しく動くバスの重さを存分に感じながら、リールを巻き上げる。「もらった!」。そう思った瞬間、急になくなる手応え。思わず天を仰いだ。 「釣りって面白いもので、逃した魚のほうが心に残っているんですよね。どれだけ大きかったんだろう。ひょっとしたらギネス級だったのかも、とか考える。そこにはとても大きな夢が広がっているんですよ」 初体験の友人を連れて行く時もある。しかし、その友人がいきなり釣れてしまうとそれっきり。釣れなかった方が「今度こそ」とハマる場合が多いという。 反町自身もそうだった。初めてバス釣りに触れたのは小学校高学年の時。友人が持っていた道具一式を見て、興味本位で始めた。 「ところが全然釣れないんです。バス釣りってほとんどマグレがないと言われているので、全く知識のない小学生がやみくもに釣っても無理だったんですけどね」 一緒に始めた友達も一人去り、二人去り、中学生になった頃には竿を持って近くの川に行くのは、反町ともう一人の友人だけになっていた。 「もうやめる?と話したこともありました。でも、彼が“とりあえず一回釣れるまでやろうよ、それから考えよう”と言ったんです」 「きょう、暇?」「行く?」「行こっか」そんな会話を何度も繰り返した。でも、いつも帰りは手ぶらだった。 奇跡は中学の卒業式直後に起きた。「信じられないんですけど、2人とも同じ日に釣り上げたんです。今も覚えています。3月21日でした」。日付を鮮明に覚えているほどの感動。初めてバス釣りの道具を手に取ってから、5年がたっていた。 悲願はかなったが、やめるなんて考えられなかった。釣り上げた時のしびれるような手応えが体に残っていた。もっと釣りたい、もっとうまくなりたい。中学卒業後にモデルとして活躍し始めたときに、忙しくて釣りから離れたこともあったが、あの感触を忘れたことはなかった。俳優として初めてもらった給料で買ったのは、赤いラメ入りのバスボート。高性能なら中古でも数百万円する。デビューしたばかりの俳優にしては思い切った買い物だった。 今では、トーナメントに出場すると常に上位に顔を出すほどの腕前。仕事がオフになると、釣り仲間と主戦場の琵琶湖で最低3日はキャンプを張る。 「琵琶湖にはブラックバスのワールドレコード(世界最大の認定を受けた個体)がいると言われているんです。何とかそれを仕留めたくてね」 2009年、琵琶湖で77年ぶりに世界記録を更新するブラックバスが釣り上げられた。体長73センチ、重さ10キロを超える巨大バス。「釣り上げたのが僕の知り合いなんです。もう悔しくて悔しくて」と苦笑いした。 なぜ、そこまで釣りに夢中になるのか。「見えないものを求める楽しさですね」と即答する。 「スポーツでも芸術でも、だいたいのものは目に見えるものを対象にしていますよね。でも、水の中の魚はどこをどう泳いでいるのか分からない。それを天気や気温などの外部環境から魚の居場所を想像する。ポイントを決めたらルアーを投げて、魚がかかる瞬間に集中する。時には見当違いの時もある。でも、そんな過程がとてもスリリングなんです」 反町が語る釣りの魅力は、まるで俳優の仕事について語っているようにも聞こえた。現場に入る前に役作りという準備を入念に行い、経験や体力を総動員して、集中力を高めて本番に臨む。ただ、自信を持って演技をしていても、それが本当に正解なのかどうかは視聴者や観客の目に届くまでは分からない。 公開中の映画「相棒―劇場版4―」のラストシーンがお気に入りだ。セリフはほとんどなく、主演の水谷豊と余韻にこだわった。43歳という年齢だからこそにじみ出た情感。釣りのテーマも「昔と違って量より質。いかに釣るか」。釣り人としては最も充実した年齢。近い将来、竿の先にワールドレコードがかかる瞬間を夢見ている。 ≪2人の愛娘にも「非日常」体験≫バス釣りキャンプにはできるだけ中学生と小学生の娘も連れていくようにしている。「近くにビルも店もない自然は非日常的で、2人とも楽しんでくれています」と意図を説明。肌で感じてほしいのは、趣味を通じて知り合った気の合う仲間たちとの人間関係だ。「お金を持っているとか、地位があるとか、全く関係のない環境があるというのは僕の人生でとても大事。娘たちもそんな人生を歩んでほしいですね」と笑顔で話した。
琵琶湖のアユの稚魚「氷魚(ひうお)」の漁獲量が、漁解禁となった昨年12月から1月までで約9トンにとどまり、過去最悪の不漁となっていることが分かった。1月の魚群調査では平年の1割しか群れを確認できず、アユの不漁は4、5月ごろまで続くと見ている。 例年、この時期の氷魚漁は湖底に突き刺した棒に網を張って傘のような形にし、回遊する氷魚を追い込むエリ漁で行われる。取れた氷魚は県内の養殖業者などに出荷され、一定の大きさに育ててから全国の河川に放流する稚アユなどとして出荷される。かつて琵琶湖産の稚アユは全国シェア7割を誇っていたが、各地でアユの人工種苗が行われるようになり、現在は2割程度に落ち込んでいるという。 県水産課によると、今季の解禁日(12月1日)の漁獲量は1.2トンと2009年以降の解禁日で最少。その後も漁獲量は回復せず、12~1月は計9.1トンと、今季に県内の養殖業者などからあった注文量20.2トンの約4割しかなかった。このため、2月からは底引き網漁の一種である沖曳(ちゅうびき)網漁法による漁を約20年ぶりに復活させたが、初日の1日は19キロ、4日は18キロにとどまる。さらに県の魚群探知機による調査で1月に確認できたのは37群と、平年の380群を大きく下回った。 一方、昨年夏からの産卵量の調査では平年の2倍以上の量が確認されている。また、2月に臨時で行った魚群調査では基準には満たない小さな群れが複数観測されている。このため、昨年の産卵時期のピークが遅く成長が遅れていることが不漁の原因の可能性があるといい、県では今後も注意深く状況を見守っていくという。

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