つばめタクシーグループの中央交通株式会社(名古屋市)が2017年8月より「釣り部採用」をスタート。
つばめタクシーグループには「釣り部」という活動があり、代表の言葉の「仕事人は釣りに繰り出すべき」ということからスタートしたこの企画。
「釣り」と「タクシードライバー」には共通項があるという考え方に則り、堅苦しい面接は行わずに船の上で社長と釣りをしつつコミュニケーションを取りながら面接を行うという。
■釣り部採用とは?
共通の趣味「釣り」を通じて共に働く仲間を全国で募集致します。堅苦しい形式の面接は不要、社長と船の上で釣りをしながら面接を行います。
【釣り部採用のポイント】
・面接時の船代は会社負担
・入社時、10万円相当の釣り道具プレゼント
・釣り連休の相談可
・社長より大物を釣った場合ボーナス支給
■中央交通株式会社とは
同社は、創業65年名古屋に根差すつばめタクシーグループの一員として、タクシーを通じ、一般のお客様や高齢の方、女性やお子さまなど幅広い層の方から、厚い支持を受けています。タクシー業界の中でも先進的にIT化を進め、世界初の需要予約システムを導入し、過去に乗車した場所や時間などの乗客データを分析し、次に乗客がいる可能性が高い場所がカーナビに表示される機能を搭載。ドライバー未経験でも、入社後すぐに結果を出せるような仕組みを積極的に作っています。
■『釣り部採用』開始の背景
・社長の釣りに対する情熱「釣りとタクシードライバーには共通点がある」
地元の釣り仲間で大和社長を知らない人はいない程ほぼ毎週釣りに行き、重さ55kgのキハダマグロや、33kgのロウニンアジを釣り上げる腕前。自身以外にも、釣りが好きな仲間と一緒に働けることを喜びに感じる求職者が全国にいるはず、と考え同社の社員アンケートで最も人気があり、発足に至った「釣り部」を盛り上げる仲間を募集することとなりました。
公式ページ上では海釣りメインのように見えるが、淡水でも釣り部の活動は行っているようなのでフレッシュウォーター専門でも問題ないようです。
タクシーの運転は"ほぼ頭脳労働"です。
自分が担当している地域の傾向をよく分析して、いつどこで、どういう層でタクシーの需要が高まるのかをしっかり理解しておく必要があります。
介護を必要とするような乗客に対しては細かい気配りも必要で、運転免許さえあれば誰でも簡単にできるような仕事でありません。
釣りも同じで、工夫しない人はいつまでたっても釣れるようにならないですよね。
釣りはトレンドに左右される一過性の趣味ではないし、タクシー運転手という職業も一生続けられる仕事として取り組むことができます。
釣りは日当たりのいい大自然の中で、生涯楽しむことができる趣味。
同社は、今回の取り組みを通じてタクシー運転手という職業のネガティブなイメージを払拭していきたいと考えているとのことです。
東京オリンピック開催に向けて、タクシー運転手の職業イメージは高まっていくという分析もあるので注目が集まりそうです。
残念ながら第1回目の『釣り部採用』は、10月12日(師崎港)に終わってしまっていますが、次回も採用もあるかもしれません。
注目しておきましょう♪