「大きく育ってね」 古座川の2漁協が稚アユ放流

 アユ釣り解禁に向け、清流・古座川が流れる和歌山県古座川町内にある二つの漁業協同組合が、稚魚の放流に取り組んでいる。七川ダム(古座川町佐田)より下流は6月1日、上流は4日の解禁を予定。放流した関係者は「大きく育って」と、元気に泳ぎ出した稚アユを見送っていた。  七川ダムより上流の古座川水系を管轄する七川漁協(古座川町西川)は8日、稚アユ約900キロを放流した。同漁協では昨年から「日本の釣り文化を象徴するアユ釣りの活性化を試験的に支援したい」という大手釣り具メーカー「シマノ」(堺市)の応援を受け、放流量を例年の約1・5倍に増やしているという。  この日は関係者約30人が参加。ダム上流にある古座川の本流や支流である添野川、平井川の各地でホースを使ったり、バケツリレーをしたりして、県内水面漁連から購入した全長10センチほどの海産稚アユを放った。  中田善和組合長(69)は「今日放流した稚アユは解禁日には18センチぐらいには成長すると思うので、立派に育って元気な姿を見せてほしい」と話していた。  七川ダム下流の本流や支流を漁場としている古座川漁協(同町高池)は5日、理事ら十数人が四つのグループに分かれ、約10カ所に稚アユ計約1トンを放流した。  同漁協では今季計約1・5トンの放流を予定しており、この日が初回。今後、地元の小学生と一緒に約500キロを放流する予定という。  この日は県内水面漁連から購入した全長10センチほどの海産稚アユを放流。ホースから勢いよく飛び出すと、上流に向かって元気に泳ぎ出した。  大屋敏治組合長(65)は「今年は、去年より天然遡上(そじょう)は少し良いかなという情報も入っているし、放流するアユも例年よりも大きいサイズなので、解禁日には楽しみにして多くの方が古座川を訪れてくれたら」と

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