琵琶湖の魚が育つ水田のお米は美味しい!!!

琵琶湖の周辺は、昔から近江米といわれる一級品のお米産地です。今ももちろん、有数のブランド米ですが、そのなかに、かつての琵琶湖の姿をよみがえらせた水田が生まれています。それが、魚のゆりかご水田。もともとは琵琶湖の魚が、琵琶湖から水田に行き来して、水田で産卵し、成長して琵琶湖に帰る、という循環があったのですが、琵琶湖の整備に伴って、その循環が途切れていました。そのため、天敵から守られる産卵場所を失った琵琶湖の魚たちは、外来魚にも負けてかなり数を減らしていました。そのため、琵琶湖の魚を守ろう!という機運が高まり、魚道を整備し、魚が水田に入ってこられるように作り直したのです。今ではかなりの場所でこの取り組みがされていて、同時に外来魚を減らす努力も重ねられて、琵琶湖の最も有名な湖魚の加工品である、鮒ずしの原料、ニゴロブナなども数を回復しているのだとか。 当然、魚たちが生育する環境を維持する水田ですから、農薬や肥料はぐんと減らされていますし、無農薬、無化学肥料の田んぼも作られています。そんな田んぼで作られるコシヒカリは食味ランクも特Aを獲得しているくらい。 そしてそんな琵琶湖の魚の中でも、ご飯の供にぴったりなのがうろり煮。琵琶湖のヨシノボリ類の小魚の佃煮なのですが、ちりめんじゃことは違って、ふわっと柔らかい身質を、見た目よりずっとあっさり味に炊き上げたもの。夏から漁が始まるので、新米のころにはぴったりのご飯の供です。 琵琶湖の自然も生態も戻りつつあると言えるのではないでしょうか??

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