嫌われモノでも…実は美味! 釣れすぎる冬の「ウツボ釣り」の魅力とウマすぎ「ウツボクッキング」

「海のギャング」の愛称で知られているウツボ。水族館には必ずいると言っても過言ではないほどの人気者だが、釣り人にはかなり嫌われている。 ウツボは鋭い歯で仕掛けを簡単に食いちぎる。警戒心が低く、何度も食いついてくるため、釣りにならないこともある。釣りあげたとしても長い身体を巻きつける、通称デスロールで仕掛けの交換を余儀なくされる。また、噛みつかれたら大けがをする危険性から触るのを嫌がる人も多い。これらは釣り人がウツボを嫌うには十分すぎる理由だ。 ウツボが嫌われる理由のなかには、「まずい」「臭い」といった認識もあるだろう。実際、ウツボの見た目からおいしく調理された姿は想像しにくい。しかし、実際は味がよく、特に冬のウツボは脂が乗って絶品だ。  また、釣り道具さえ揃えれば非常に簡単に釣り上げることができる。今回はまさに今が旬のウツボ釣りの道具と、注意点を紹介していきたい。 ウツボ釣りの魅力は、とにかく簡単に釣れることだ。冒頭でウツボに仕掛けをボロボロにされることに触れたが、それは他の魚を狙っているときのこと。ウツボ狙いならば問題はない。とにかく頑丈で強靭な仕掛けを使用すればよいのだ。 ■ウツボの仕掛けは、切られないことを優先に  ウツボは警戒心が低く、どのような仕掛けを使用しても気にせず食いついてくる。筆者は、糸とオモリを繋ぐ際に使用するスナップ付きサルカンに強靭な針を繋げている。いくらウツボでも金属は食いちぎれない。市販の仕掛けを使用したい場合は、障害物の隙間に落とし込む釣りで使用するブラクリをおすすめする。 ■他の道具も強度を意識  小さいウツボを狙い撃ちすることは難しい。それよりも80cmを超すような大きいウツボの方が釣れやすい。大型でも釣りあげられるように、強度の強い竿を使用する必要がある。タコ釣り用の竿など、強度が強い竿ならばなんでもよい。筆者は150号のオモリ(約550g)まで扱える3000円程度の船釣り用の竿を使用している。中古店で選べばもっと安く揃えることができるのでおすすめだ。  リールも重要だが、リールに巻く糸・道糸はより重要になる。ウツボの重さで切れてしまわないよう、強い糸を使用しなければならない。PEラインなら3号以上を選びましょう!!!

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