年間を通じて美しい景観と自然を満喫でき、全国的に人気のアウトドアスポットである榛名湖(群馬県高崎市)。その榛名湖が全面結氷し、2018年1月30日午前6時半より氷上ワカサギ釣りが解禁となった。 【写真を見る】全面結氷し、7年ぶりに氷上ワカサギ釣りが解禁となった榛名湖 強い寒気と冬型気圧八の影響で、2011年以降、7年ぶりに解禁となり全国的に話題となっている。現在、氷の厚さは最大25センチほどだ。 そこで、氷上ワカサギ釣りの魅力を探るべく、「Cafe & Fishing 水月」を運営し、漁業組合長として活躍されている野口正博さんに話を伺った。「ワカサギ釣りは、早朝がおすすめ。朝活発に動くため、早朝から仕掛けるのがいい」と野口さん。 氷上ワカサギ釣りは、午前6時半から午後16時まで行うことができ、野口さんの運営する「Cafe & Fishing 水月」では、初心者でも氷上ワカサギ釣りを楽しめるように、お手頃な道具のセットがレンタルできる。 また、利用客には、よく釣れるスポットを案内してくれ、氷の穴の開けかた、餌の付けかたから仕掛けの方法まで丁寧に教えてくれるのも嬉しい特典だ。 「ワカサギ釣りはテントを立ててやるほうがいいよ。風で身体が冷えると、手がかじかんで餌の付替えが難しくなる」と野口さん。 ワカサギ釣りは、頻繁に餌を付替えることがよく釣れるポイントだそうだ。実際、テントを立てて体験すると、寒さをしのげ、快適に氷上ワカサギ釣りを楽しむことができた。 また、榛名湖は群馬県内でも水質が良い。「ここのワカサギを食べたら他のは食べられないよ」と多くの釣り人達が口を揃えて教えてくれた。 ワカサギは、湖に生息する冷水性の硬骨魚で全長は約15cmほどだ。榛名湖のワカサギ釣りは、9月から二年魚を釣るボート釣りが始まり、12月で終了。湖が凍ると、1月から2月下旬まで一年魚を釣る氷上ワカサギ釣りができるそうだ。 今年は、2月25日まで氷上ワカサギ釣りを行なう予定だという(天候によって期間は変動)。そして、春になると本格的にバス釣りのシーズンとなり、年間を通じて釣りを楽しむことができる。 夏は「榛名湖上花火大会」冬は「榛名湖イルミネーションフェスタ」など四季を通じて、様々なイベントも行われている榛名湖。この時期しか味わうことのできない氷上ワカサギ釣りも榛名湖を代表する風物詩である。ぜひ、壮大な大自然の中でワカサギ釣りを体験してみてはいかがだろうか。
 琵琶湖河川事務所(大津市黒津4丁目)が2001年から始めた堆肥の無料配布が好評だ。野洲川、瀬田川の堤防などに生えた草を刈って発酵させている。焼却処分に伴う二酸化炭素の発生軽減にもつながっているという。  配布している場所は、同河川事務所近くのウオーターステーション琵琶駐車場(第1、3水曜の午前10時~午後4時)と野洲市市三宅の野洲川堤防(第2、4水曜の午前9時~正午)。いずれもバケツやスコップなどが必要。営利目的では利用できない。  ウオーターステーション琵琶は申し込み不要だが、同施設の事務所に声掛けが要る。野洲川堤防は同河川事務所野洲川出張所077(582)3279に配布日前週金曜までに申し込みが必要。  同事務所は「評判が良く、たくさん取りにこられている。在庫が春先にはなくなる年もあり、その場合は再配布の時期をあらためて公表する」としている。
 2月1日の渓流釣り解禁を前に、関、美濃両市の長良川や支流を管轄する長良川中央漁業協同組合は31日、美濃市須原の長良川などでアマゴを放流した。  同組合は毎年、釣り人に楽しんでもらおうと解禁日に合わせ放流をしている。今年は1日も行い2日間で、長良川や板取川、武儀川、津保川など計25カ所で、計約1万3千匹を放流する。  美濃市須原では組合員6人が体長20センチ超の成魚約750匹を放流。アマゴはしばらく近くを群れるようにして元気よく泳ぎ回っていた。  同漁協洲原支部の加納秀樹支部長は「順調に育っているので、釣りを楽しんでほしい」と話していた。
 福井県九頭竜川のサクラマス釣りが今月の1日から解禁されました!!!! サクラマスは銀色に輝く魚体の美しさや希少さから、多くの釣りファンの憧れ。 解禁を待ちわびた県内外の約100人が早朝から詰め掛け、竿を振った。  サクラマスは、ヤマメが海へ下り成長した魚で、春先に産卵のため生まれた川へ遡上(そじょう)する。九頭竜川は遡上数が多く、聖地と呼ばれている。この日は福井市の高屋橋から、北陸自動車道九頭竜川橋までの約10キロが解禁された。  福井市上野本町の北陸新幹線の橋りょう建設現場近くに陣取った大宮良太さん(34)=石川県=は、午前7時ごろに約65センチを釣り上げた。「幸先がいい。もっと大物を狙いたい」と笑顔。初めての挑戦で約60センチを釣った藤井晃太さん(25)=岐阜県=は「感動した。みんなに自慢したい」と興奮した様子だった。  福井市内の釣具店には午後1時ごろまでに4匹の釣果が報告された。「例年より少ないが、大きさは良い」という。九頭竜川の他区間は16日に解禁される。期間は5月末まで。
歌手の工藤静香(47)が、釣りのイメージ向上に貢献した著名人に贈られる「クール・アングラーズ・アワード」を受賞。 20日、パシフィコ横浜で行われた「ジャパンフィッシングショー2018」での授賞式に出席した。 大の釣り好きで知られる工藤はトロフィーを手に「まさかこんな素晴らしい賞をいただけるなんてビックリ」と喜びを語り、「買おうとしていたクーラーボックスを(副賞で)いただけてうれしい」。 昨年8月に海釣りでエイと格闘する様子をインスタグラムで報告したことなどがキッカケで受賞し、「決め手はエイでした」と笑わせた。 小学生時代から川釣りを始め、ヤマメやイワナを釣っていたという工藤。 約20年前から湖でバスを釣り、その後もタチウオ、イナダ、コチ、アジなど「東京湾の魚は制覇した感じです」。 これまでに釣った最大の魚は76センチのスズキと言い「秋口でものすごく引きが強くて犬の散歩みたいで、(さおが)折れるじゃないかというくらいだった」と振り返った。 釣りは1人で行ったり、長女、次女ら家族と出かけるという工藤。「子供が学校に行ってる間の何時間かを狙って行って、釣れなきゃ丸腰で帰ったり。娘がおなかにいる頃から出かけたり、小さい頃は船で転がって寝てた」と明かした。 今後釣りたい魚を聞かれ、「派手なお魚が好き。大きい魚より、夕食にスズキのカルパッチョを食べたいなという時に出かけるのが好き」。 以前は釣り番組に出演していたこともあり「また機会があれば出たい。さらにアクティブになろうかな」と笑顔を見せた。 同賞は、釣り具メーカー及び関連業界の団体、日本釣用品工業会が毎年選出。 2006年にスタートし、過去にはつるの剛士(42、09年)、ローラ(27、16年)が受賞している。
 ◇琵琶湖を代表する野鳥のカイツブリが激減していることを受け、市民らが滋賀県内を大規模に調査したところ、春から夏の繁殖期に琵琶湖から離れた池などで営巣・子育てをする姿が多数確認された。研究者は、琵琶湖の環境が悪化し、カイツブリが繁殖しにくくなっている可能性を指摘している。【大原一城】  カイツブリは滋賀県の「県鳥」で琵琶湖のシンボルとも言える水鳥。「鳰(にお)」の別名があり、平安時代の文学作品などで琵琶湖は「鳰海(におのうみ)」と称された。1980年代には2000羽超がいたが、近年は500羽前後に減っているとされ、県が希少種に指定している。  今回の調査は県立琵琶湖博物館(同県草津市)と連携するフィールドレポーター(市民調査員)23人が実施。つがいで繁殖する4〜8月、琵琶湖や河川、池沼などを巡って目視で数え、286地点のうち145地点で計566羽を確認した。このうち約130羽は琵琶湖で確認されたが、その3倍以上の432羽が琵琶湖以外の内陸部だった。県南東部に多く、琵琶湖から南に20キロ以上離れた池沼などでも観察された。  県が毎冬に実施する調査では琵琶湖周辺での確認が多く、今回の調査は逆の結果になった。冬は群れを形成するなど生態が変わることに加え、調査の手法や着眼点の違いも影響した可能性がある。  水鳥に詳しい同博物館の亀田佳代子総括学芸員によると、琵琶湖でのカイツブリ減少の原因として、護岸整備や営巣地となるヨシ帯の減少、水質変化やヒナを襲う外来魚など外敵の増加が指摘されている。今回の調査でも大津市街地の湖岸では約10キロにわたって全く確認できなかった。亀田学芸員は「環境の良くない琵琶湖沿岸から移動している可能性がある。内陸部が重要な繁殖場所になっているようだ」と分析する。  今回の調査で、これまで通説だったヨシ帯付近だけでなく、ヤナギなど垂れた枝の下での子育てを好むことも判明した。調査の中心になった大津市の主婦、前田雅子さん(65)は「かわいらしいが賢い生き物なので、何とか環境に適応しているのでは」と話している。 …………………………  ◇カイツブリ  成鳥は全長25〜26センチ。体は茶褐色で、日本に生息する種類は黄色い虹彩が特徴。潜水が得意で小魚などを食べる。アフリカ大陸、ユーラシア大陸、アジアの中緯度以南に広く分布する。多くは留鳥だが北方の個体は移動する。国内でも全国に分布するが、琵琶湖は歴史的に知られた生息地。東京や滋賀など複数の都府県で「希少種」「保護生物」などに指定されている。

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